泣いても笑っても、これが最後の闘い。
第2戦までを終えて暫定2位。最終戦はマイスターを目指しての参加となりました。
いちおう2位ですが、2~4位まではほぼ差がなく、しかも私以外はジョイバレーが得意そうな方ばかり。
5位以下の方々も上位に乗れば余裕でひっくり返される程度の差しかありません。結局、最終戦での自分次第です。
準決勝まで行ければほぼ確実、最低でも3回戦まで行かないとマイスターの目は無いと思っていました。
プラには2週間前のアイランドカップと前日プラで2回行きました。
どちらも実釣時間は長くなく、あまりたくさんのことは探れませんでしたが
自分がやってみた感じだと、クランクや飛び道具よりスプーンを投げ続けていたほうがいいという実感でした。
ボトムはさして効かず、クランクも釣れるけど信じて投げきれるものが見つからず。
スプーンなら、ウェイトはその時々ですが、ノア1.8~ハイバ1.3~アキュラシー0.9あたりでよく釣れました。
カラーの傾向はかなりわかりやすく差が出たのですが、2週間前(晴れ)と前日(小雨)で傾向がかなり違ったため
結局のところは当日合わせかな、といった印象でした。キャンタさん曰く「決め打ちすると死ぬぞ」とのこと。
水深は浅めで、レンジは表層下目~中層上目くらい。
レンジの上をゆっくり巻くか、レンジの下から斜めに切って巻き上げるイメージがいい感じでした。
それと、気になったのが回遊魚の動き。
回遊するルートがなんとなく決まっているようで、釣り座ひとつズレるだけで釣果にかなり差が出てしまったり
回遊が周ってきたタイミングだったら何投げてようと釣れてしまうので、逆に絞れない手応えとなりました。
私は、どうせ何投げててもいいなら目の前の残存魚もいっしょに刈り取れるようにと、
プラでいちばん良かったアキュラシー0.9で、カラーは強めのまま、シルエットは落として
スピードは軽くイレギュラーが入るくらいの早めか、ひらひらとキレイに泳ぐくらいのゆっくりめのどちらか。
迷ったらこのパターンで行くことにしました。(結果から言うと、この選択は間違いでした)
さあ、いよいよ大会です!
くじ引きの結果、B-1-1。ジョイバレーは釣り座の場所をうまく説明しにくいのですが
凸の左上あたり、っていうんですかね?事務所と反対側の木の下あたりの釣り座でした。
対岸とのクロスキャストに多少気を遣うような場所でしたが、釣りずらいという程ではありませんでした。
2回のプラでは、あんまりたくさん釣れている印象は無かった釣り座です。
A組の様子を見た感じ、回遊ルートによる釣り座のムラは少しあるものの、状況を掴めた方が釣っている印象でした。
いよいよB組、スタートです!!
第1ローテは左端、正直ここが一番いい釣り座だと思うので、ここで本数を稼げるかどうかです。
当日放流してすぐだったので、馴染まないかなーと思いながらもノア1.8のFS01からスタート。
アタリはあるものの、掛かりきりません。周りは釣っています。フックセッティングが合ってないかな、と不安になります。
カラーを透過チャート系のものに落として、ようやく1キャッチ。第1ローテは1-2-2-2くらいで終了です。
第2ローテはプラ両日で超よかったアキュラシー0.9の黄色系に変えるも、これがノーバイト。ここで焦りが生まれます。
こういう時は、ぶっ飛びローテをやめて、落ち着いてノア1.8からハイバ1.3にローテして……1本ずつくらいキャッチ。
第3ローテもスプーンで追います。アキュラシー0.9でアタリは多々出せているものの、カツカツッとしたアタリが掛かりきりません。
話には聞いていましたが、プラではこのウェイトこのタックルで素直にティップが入っていたのに……なぜ?
と思い、冷静さを欠いてしまいました。タックルを硬くする方向にシフトしてみましたが、今度は弾かれてしまいます。
ここで間を持たせる方向にソリッドティップのタックルなどにシフトすればまた違ったのでしょうけれど、
試合中は焦りからか余裕がなく、そのような思考に至ることができませんでした。
掛けきれないバイトがたくさんあるのだから、大正解ではないのに、思い切って釣りを変える勇気も持てませんでした。
なんとか難しいバイトを数本取りましたが、周りの選手から1~2本離されている感じで、最終ローテです。
最終ローテは、アキュラシー0.9と心中することに決めました。5分やってもダメなら、プラグ系を投げることにしました。
あのバイトになんとか対応してやる……と腹を括ることはできましたが、今度はバイトが出なくなってしまいました。
5分経ってダートラン、つぶアン、モカDR-SSと1投ずつするも無反応。アキュラシーに戻れど難しいバイトのみ。
結局本数は追加できず、時間終了。5-8-7-7で1回戦4位敗退となりました。
いやー……つらかった。
マイスターの可能性が消えたことも、不甲斐ない内容の釣りをしてしまったことも、
いまこの釣りを振りかえることも、正直めちゃくちゃつらいです。本当に内容が良くなかった。
でも、この悔しい思いを二度としないために、次の大会に繋げるために、なにが足りなかったのか振りかえっていきましょう。
まず、プラに引きずられすぎました。
アキュラシー0.9への信頼度が高すぎて、目の前の状況にはドンピシャで合ってないなとは感じていながらも
視野が狭くなり、そこからルアーを変えていくという意識が持てませんでした。カラーやタックルで対応しようとしてしまいました。
アキュラシー0.9だとスピードが合ってないんだけど、かと言ってアキュラシー1.2に上げるとこれまた波動がちょっと違う……
っていう時に、アキュラシーに縛られすぎずにハイバ1.3だったり、もっとノア1.8だったりに戻すべきでした。
釣れなくなってきたなと感じた時に、強いルアーに戻る癖がついていないことが原因でした。
それと、回遊を待って強い釣りを押し通す、という釣りが普段からできていないことが結果に出てしまいました。
普段から、どうしても目の前の魚に対してアジャストさせようとしてしまう、そういう釣りを好んでいるので
いま目の前にいない魚に対して、いま投げても反応が返ってこないルアーを、信じて投げつづけることができませんでした。
でも、この日はプラでも「回遊魚がいる、パターンになる」とわかっていました。
ただ、プラでは回遊が周ってきちゃえばなんでも釣れたのですが、大会当日はより強いルアーを投げているひとが釣れていました。
このあたりは、回遊待ちの釣りの理解度が低い、経験が足りていないことが出たと思います。
あるいは、アピールが弱いルアーのまま弱いバイトにアジャストさせるのもひとつの方法でした。
難易度は高くなりますが、こちらがいつもの自分の釣りとも言えます。
バイトの質に対して、タックルを替えて合わせていく。第1戦の千早川では試合中になんとかできたことでしたが
この日はマッディであること、焦り、プレッシャー……いろんな要員から、試合中にアジャストすることができませんでした。
でもまあ、これは「あるいは」の方法であり、当日強かったのはやはり回遊待ちの強い釣りだったと思います。
・回遊待ちの強い釣りを練習する!!
・マッディに慣れて苦手意識をなくす!!
・プラに引きずられすぎず、目の前の状況を落ち着いて判断する!!
まとめると、こんなところですかね。
結果は本当に残念でしたが、内容はいまの自分に足りないところがしっかり出た敗戦だったので、仕方ないですね。
この日の負けは本当に悔しくて、大会から3日ほど経ちますが未だにしょっちゅうフラッシュバックします(笑)
マイスターを獲れなかった悔しさは、いまよりもっともっと成長してマイスターを獲ることでしか晴らせないと思っているので
1年後に振りかえって、あの時負けておいてよかったね、って思えるような1年をこれから過ごしたいです。
あの時マイスター獲っておけばよかったね……にはならないようにしなくっちゃね!笑
さて、ここからは仲間たちの応援です!!
いっしょに来たキャンタさんとまっつんは3回戦へ駒を進めました。
3回戦なので、当然メンツは濃いです。そんな中でも、ふたりともトップ集団につけながら1本ずつ重ねていきます。
ふたりの釣りを行ったり来たりしながら眺めて、学んで、心の中で応援して。
最後はふたりとも、惜しくも1本差で2位になってしまいましたが、
放流の入った3回戦の40分を、回遊を狙ってどう釣りを組み立てていくかをしっかり学ばせてもらいました。
準決勝、決勝も釣り座によってそれぞれストロングなパターンが違ったように見えましたが
ひとそれぞれの得意な釣りで、その精度が高い方がほんの少しの差で勝ちあがっているように思えました。
本日の表彰台の方々!!おめでとうございます!!!
決勝と3位決定戦はどちらも1本差の白熱した戦いで、表彰台の順位を決める1本の大きさを改めて知りました。
そして、こちらがマイスターのお三方!!!
この時ばかりは、自分がマイスターになれなかった悔しさなどすっかり忘れて、
表彰台が似合いすぎる三人を、100%幸せな気持ちで心からお祝いすることができました。
本当におめでとうございます!!!
釣りビジョンの方々、釣り場スタッフの皆様、参加者のみなさん、おつかれさまでした&ありがとうございましたー!!
こちらが最終成績、残留者まで。
私は総合5位で今季のエキスパート戦を終えました。
第2戦終了時の暫定2位からすると、本当に悔しい結果、悔しい内容で終わってしまったな、という実感があるのですが
当初の目標はエキスパート残留、しかもそれでさえとても厳しい目標だと思っていましたし
エキスパートの権利を得た平谷湖戦では、本当に半分は運に恵まれて上がったようなものだったので
その頃から考えると、この半年でいろんな経験をして、力をつけることができたんだなと感じます。
トータルで見れば、とても充実していて、実力以上の結果が出たエキスパートシーズンでした。
ここまで来れたのも、キャンタさんやまっつんをはじめ、いつもいっしょに釣りをしている方々や
釣りやブログを通じて仲良くなれた方々、サポートしていただいている方々、応援してくれた方々のおかげです。
本当に、ありがとうございます!!
そしてこれからも、変わらずよろしくお願いします!!!
大会が終わって、8位で残留を決めたトキオさんといっしょにパシャリ。
残留を決めたので、来季はエキスパート戦からの出場となります。
この1年、この日感じた悔しさを胸に、でも結果ばかりを求めずに、楽しみながら上達することを忘れずに
日々目標を設定して、苦手な釣りにも挑戦して、これまでと変わらずブログで毎釣行を振りかえって
3ヶ月経ったら少し成長していた、半年経ったら一回り成長していた、というサイクルで今後も上達していけたらと思います。
来シーズンは、マイスター獲るぞー!!!
というわけで、怒涛の8週連続大会ウィーク、今季エキスパート戦はこれにて終了!
来週からはエンジョイフィッシングも挟みつつ、FPBLURE'Sテスターとしても色々動いていけたらと思います!!
これからもこのブログをどうぞよろしくお願いいたします。それではっ!
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